上の一連の写真はベリーオーチャド下北誕生の地、石蕨(いしわらび)圃場の開墾初期、2003年7月の様子です。ここからベリー栽培の第一歩がはじまりました。
石蕨圃場では主に下北半島には昔から畑の片隅に植えられていた「赤房スグリ」(レッドカラント)やグズベリーなどのカラント類の栽培を開始、ブラックベリーやボイズンベリーなど徐々に品種、株数を増やして行きました。


原点である石蕨(いしわらび)圃場で数種類のベリーの栽培をしながら、もっとたくさんの種類のベリー類を育てる事と収量の拡大を目指し、より広大な圃場を探していました。
2010.10月に幸運なことに、牧草地だった現在の斗南ヶ丘(となみがおか)圃場を借り入れる事が出来ました。
最初は小さな家庭用の耕運機で移植する苗木のうねを耕すことから始めました

今は取り壊されてしまいましたが、緑色の巨大なサイロが元が酪農地だったことを物語っています。


2010年に新たに開墾した斗南ヶ丘圃場で、まず増殖に力を入れた品種は「ボイズンベリー」でした。
石蕨(いしわらび)圃場では2007年からボイズンベリーを栽培をはじめています。
ボイズンベリーの一大産地であるニュージーランドのネルソン地区が下北半島と緯度がほぼ同じであること、欧米では人気のベリーであること、抗酸化機能がブルーベリーの6倍以上の値があることなどに着目しました。(上記写真はボイズンベリー移植2010年から3~4年後の成長記録です。)


2020年、圃場はカシス栽培1万株を目指して新たに拡大されました。それに伴いカボチャやトマトなどの野菜、数種類のハーブも栽培をはじめました。
広大な景色に囲まれている圃場の風景、ちょっとゆったりした気持ちになれるよう牛舎の中にルームを作り、旬のベリーを味わえる「もぐもぐベリーファーム」を開園しました。
上記写真は現在の斗南ヶ丘圃場で収穫できるベリーや野菜の写真の一部です。